香りの観察日記

一般人が個人的な香りの感想を記録していくためのブログです。

欲しい系統の香水を見つける方法

ある程度香水が手もとに集まってくると、「こういう香調のものが欲しい!」という探究心がムクムクと湧き上がってくることがある。

筆者の場合は一時期スモーキーな香水をひたすらに探していた。この「スモーキー欲しい発作」の発端はジョーマローンのウード&ベルガモット。この煙っぽさがたまらなく好きで、もっと煙った香りは無いものか…とネットの海に飛び込んだのである。

もしも近くに店舗があるなら実際に足を運んで「スモーキー系の香りはありますか?」と販売員さんに聞けばいいだろう。自らの鼻で確かめるのが最も確実だ。しかし、筆者はドが着くほどの田舎住みなのだ。香水売場といえばドン・キホーテか薬局くらい。それも試香しようにも小さな瓶に湿気たコットンが入っているテスターばかり。そんな状態では香りが分かるはずもない。

故に、いつも他の方のブログやレビューサイトを頼りに香りテスト無しのブラインド買いしている。決して安い買い物では無いのだからかなりリスキーだし損をしていることも承知の上でだ。

しかも香りの感じ方は人それぞれ、特に日本のサイトで香水を紹介しているものは少ない。そんな中、筆者が最も信用し利用している世界最大級の香水レビューサイトを紹介したい。

フレグランティカ、というサイトである。

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https://www.fragrantica.com

サイトの文章は全て英語だが、Chromeのブラウザを使用すると日本語表記で閲覧することができる。(微妙なニュアンスは和訳できていないので英語が得意な方は現文で閲覧することをオススメする)

ここでの香水の探し方はいくつかあるが、今回のように探したい系統から探す場合は画像左のタブを開き、ノート、またはノートから検索をクリックし、メインの香料を入力する事で世界中の香水の中から検索することが出来る。

筆者の場合はスモーク、インセンスの項目をチェックしひたすら検索。そして気になった香水のページに飛んだら必ずチェックしたい項目がある。

まずは商品画像すぐ右の桃色のグラフ。その香りがどのような香調であるのかある程度把握することが出来る。次は具体的な香料を確認だ。トップ、ミドル、ベースが表記されている。実は公式で香料や調香を公表していないフレグランスは比較的多いのだが、それらを嗅ぎ分けている鼻猛者達によって分析されたものだ。そして最後に利用者のレビュー。ここでは実際に香りを確かめた人の意見を見ることが出来る。いい所や悪い所、かなり正直な意見が多い。故に、より明確に香りをイメージし易い。

莫大な量の香水から、現在日本で入手可能で、コレだ!といったものを見つけるのはかなりの時間が必要だが、こういったリサーチにより公式の説明文を鵜呑みにしていきなりフルボトルを購入するよりはまだ安心できるだろう。

今回はほぼフレグランティカの紹介になってしまったが、筆者はこのサイトのおかげで「スモーキー系香水」に無事にたどり着くことが出来た。

肝心のその香りについてはまた次回お話したい。